2. 本覚寺―道すがら(八雲神社)―
長谷寺―御霊神社
5. 本覚寺 恵比寿
総門を見たとき、何だか賑々しいお寺さんだなぁと思いました(笑)。
境内も然り。本堂(写真下左)と夷堂(同右)があります。
夷様は鎌倉幕府の裏鬼門の守り神として、頼朝公が祀られたものだそうです。夷堂は1981年に再建されたもの。本覚寺は1436年に開かれました。
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…宝戒寺さんの提灯も良かったのですが、こちらも凄いです。紅白(笑)。
どうやら、三が日には福娘という平安装束っぽい衣装をまとったお嬢様たちが、参詣者に福銭やお酒を振る舞うそうです。鎌倉えびすというお祭り。
そして「本えびす」は1月10日。この日は賑やかなんでしょうねぇ。
…どうりで、私が行った6日は露店の骨だけで閑散とした雰囲気だった筈です(笑)。
道すがら―八雲神社本覚寺さんを出て、次の長谷寺さんまでは江ノ電で。ガイド類では、鎌倉駅まで戻ることを進めますが、私は戻るというのがあまり好きではなく、次の停車駅・和田塚まで歩きました。
その道中に八雲神社さんがありました。
この日は神楽が催されるようで、境内は飾り付けられていました…が、参拝者は私の他にもうお一人だけ。本堂脇には、普段は外には出されないであろう四神の幟が。一寸嬉しい(笑)。他のお社でも見たことはありますが、きっちり扉を閉ざしたお堂の中なのですもの。
神楽を見学する時間的余裕はなく、そのまま和田塚駅へ。![]()
6. 長谷寺 大黒天
和田塚から長谷まで、江ノ電で二駅3分。下車して歩くと…メジャーな観光地を実感です。
はてさて、ここに来るのも何年ぶりか。入山料300円を納めて、入ります。
放生池の鯉に現を抜かしつつ(笑)、参道の石段を登ります。
…凄い人です。どうもそのせいかじっくり参詣しようという気持ちになれない不届き者です(汗)。
観音様へお参り。相変わらずのその威容。大きさとかだけではない、飲まれそうな雰囲気です。…そして、やっぱり写真撮ってる人がいる。撮影禁止って書いてあるのに(嘆息)。
こちらでは、マイクで「撮るな」と放送が入ってしまう事もあって、拝む気持ちも萎えてしまいます。
大黒様は宝物館に御座します。中は御朱印を頂くのに、人が溜まってしまう状態に。![]()
写真の右側が観音堂、左側宝物館の1階に大黒様
己もその一人なのですが、観光客が多い故の面倒というのがここでは顕著です。
その後は展望台から、曇天の風景を眺めて深呼吸。…寒いです。
景色を眺めてから参道石段を下ります。
こちらにも弁天様が祀られている弁天堂があります。現在は「写経会場」になっていますが…。弘法大師自ら刻まれたと伝えられる、弁天様の小像は非公開。
その像を彫るとき大師が籠ったというのが、池の奥の弁天窟。窟内壁面には、16童子が刻まれています。
ちょっと江ノ島の第一岩屋の雰囲気です。
7. 御霊神社 福禄寿
昨年のリベンジも兼ねて(笑)。先刻の長谷寺さんと比べると静かです。
蔵には福禄寿を含む、面掛行列の際に使用される面が納められています。普段は蔵の扉は施錠されています(有料拝観…らしいです)。
吾妻鏡にもこのお社が出てくるので、創建は鎌倉時代初期にはされていたといいます。
景時さんの祖先・鎌倉権五郎景政を祀り、縁のものも多い神社です。![]()
左・お神輿等を納めた蔵 右・面を納めた蔵
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左・弓立ての松 中・石上、金毘羅、秋葉などの諸社
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