かいひん荘鎌倉
洋館好きな私としては、一度は泊まりたいお宿でした。
ですが、一人というのは受け入れ状況が不明。旅館というと大抵二人から。HPでも二人からの記載でした。
ところが3月の鎌倉十三仏巡り期間中の平日は、お一人様歓迎!仕事の予定を確認しつつ、予約致しました。当日は、まず前述したように荷物の一部を先に預けました。宿のチェックインは午後3時から(ちなみにチェックアウトは10時)です。私のチェックインは5時半くらい。
履物は館内ではスリッパ。下足は玄関で脱ぎ、その後はフロントでの管理になります。朝食の時間は8時か8時半を選択。後者でお願いしました。朝食の前には、布団を上げに伺いますと説明がありました。翌朝、布団上げは8時に来られました。
部屋までは案内して貰えまして二階へ。十畳間です、万歳!
お手洗いはウォッシュレット、そしてお風呂も。いずれも温泉ではありませんが、大浴場も1階あります。
クローゼットになっている「開き」には浴衣と歯磨きセット、タオルが有り、洗面台には櫛とシャワーキャップ、シェーバーと石鹸。大浴場、部屋風呂ともシャンプー、リンス、ボディソープが有ります。
よくホテルでサービスされることがあるレディスセット(クレンジング、化粧水、綿棒など)は無し。用意していきましょう。館内は浴衣で歩けます。
金庫は廊下の冷蔵庫の下に。冷蔵庫は空で自販機で買った物を入れるかたちです。廊下にテーブルと椅子、鏡というのが旅館の味。純和風旅館でしたが、テレビが最新型でビックリ(笑)。PSPの接続コードを持ってくれば…と思ってしまいました(笑)。
窓の外の景色は、少し距離が有りましたが正面に民家でした。鍵は鍵らしい鍵で、部屋と金庫の二つ。出掛ける時はフロントに預けましょう。門限は午後11時。
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ロビー写真、灰皿が写っていますが訪問時は喫煙出来ました。しかし4月から禁煙になるとのこと。売店はフロントと並んでいます。自販機は2台で1階のみ。
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お楽しみの洋館部分は、大正13年の建築の旧村田家邸。1階がラウンジになっていて、2階が特別客室。
鎌倉の景観重要建築物第7号に指定されたのは、平成4年8月で、国登録の有形文化財には同21年8月に指定。
…撮影は可能でしたが、焼けを考えると当然フラッシュは使えません。ボケた写真が多くなったのは、私の駄目さ(汗)。
こちらは常時人がいるわけではありません。ほぼ営業休止に感じられ、どうしたものかと思いましたがチェックイン時に、是非こちらでお茶をと勧められています。それに、私自身も楽しみにしていましたし。
御飯時は皆さん忙しいでしょうから、何となく人を呼ぶのも気が引けてしまいます。
午後九時頃、ラウンジへの扉は施錠されます。![]()
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結局、利用したのは朝食後からチェックアウトまでの短時間で。
私は宿のサイトに書かれていた紅茶をお願いしました。…メニューは有るのかな?出てくる気配がなかったのですが、私もさっさと注文しすぎたかもしれません。ソファで頂くと、タイムスリップしたような感じです。伝票は渡されず、そのままチェックアウト時に合算。525円でした。![]()
旅館としての開業は昭和27年。
建て増しをされているのか、やや入り組んだ印象の建物でした。段差もそこそこあります。
部屋数は14ですが、大浴場のカランは5。満室の混雑時はお風呂が大変そうな気がします。でも部屋風呂があるから問題ないか。
私の宿泊した部屋は、入り口がガラスの引き戸でした。生家のようで懐かしかったです。部屋の玄関も広いです。
お隣は空室で、静かでした。たまに人の声が聞こえましたが、それは恐らく下の階のお部屋ではと。気になるようなことはありませんでした。従業員の皆さんは明るく、笑顔で接してくれました。かいひん荘鎌倉さん、お世話になりました!
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