4.覚園寺-浄明寺-報国寺-頼朝墓所


起床したのは、目覚ましが鳴る前の6時半くらい。案の定、降雨でしかも寒い。散歩へ行くのも諦めました。
朝風呂に入っても湯冷めしそうだし、とまた暫くぼーっとしてから顔を洗って、着替え。館内を撮らせて頂きました。
8時になると布団上げに来られ、30分後には時間通り朝食が届けられました。
朝からしっかり食べる派なので、ご飯も二膳頂きました。
チェックアウトが10時ですので、それからすぐ部屋を出られるようにし、最後にラウンジで紅茶を頂き、宿を出ました。

10時ちょっと前の江の電に乗り、鎌倉駅へ。実はこの日も全く行き当たりばったり(汗)。
駅のロッカーに荷物を預け、考えた末に行こうと思いつつ果たしていなかった、覚園寺さんへ。大塔宮行きのバスに乗車し、終点で下車。その後は雨のそぼ降る道を北へ10分ほど歩きます。


覚園寺
こちらの拝観は僧侶が同行して50分ほど掛かること、集合は正時で雨天は中止と伺っていました。
降雨ですが、十三仏巡りの期間中ですから大丈夫…だよね。到着すると、同様に拝観を待つ方達がいらっしゃいました。11時に集合すると、受付の門を開けて頂き愛染堂の奥に広がる、お庭の方へ。お納めは500円。
ここからは撮影禁止になりますので、写真はありません。前庭を撮る際も念のためお寺の方に確認した方が良いかと。

薬師堂のご本尊と日光・月光菩薩は圧巻。特に日光・月光はあまりの美しさに涙が出ました。薬師如来は、制作者が不明とのことです。両菩薩はその後に作られ、制作は朝祐という仏師。その周囲には十二神将や廃寺となった理智光寺の阿弥陀如来などが安置されています。
それからは庭に在る樹木の説明を受け、黒地蔵尊へ。地獄で獄卒に代わって自らを焼き罪人を救おうとするお地蔵様。お祭りである8月10日は、深夜から拝観を待つ方達の列が出来るそうです。特別公開の地蔵堂には、祈願成就した後に納められた、手作りのお地蔵様が安置されていました。

 

静寂に包まれ、現代とは別世界のようなお寺さんでした。ここでも御朱印を頂きました。
この日は同行の拝観者が6・7名でしたが、紅葉の頃は大変な混雑だそうです。一度に100人近くで拝観されるとか…(汗)。何だか想像がつきません。その時ですと違った場所に思えてしまいそうな気が……。


浄明寺
道を戻り、またどうしようかと考えてこちらへ。段々いつものコースになってきました(笑)。
雨は止む気配がありません。100円を納めて境内に入りますと、まだ梅が咲いています。そして、馬酔木や三須臾も。
本堂にお参りして、眺望台へ。衣張山も霞んでいます。…確かにお彼岸前だけれど、まるで冬に戻ったような景色だ…。
そんなことを思います。石窯ガーデンテラスも、今日はお客様は室内だけで静か。
また桜の頃に来られるといいなと思いつつ、境内を辞します。

   


報国寺
ここまで来ると、またこちらへも。今日は竹の庭は入らず、本堂にお参りだけです。雨の竹の庭も良いのですがね…。

  

それから、ちょっと気になる場所を覗いてまた金沢街道を戻ります。
気になる場所については「景時さんの部屋」の「考え事」の項に上げました。


頼朝墓所
そしてこうなると「雨の中で頼朝墓所へお参り」の図式にならざるを得まい(笑)。早速向かいまして、またお参り。雨でしたが、来られる方が結構いらっしゃいました。

そして、防水スプレーをし忘れた靴が…段々悲惨な状態に(汗)。重くなってきますが、換えも無いしどうしようもありません。ただ、足が靴の中で泳ぐほど酷くはならない内に、鎌倉駅へ着きました。
こんな状態なので、ここで帰ることも考えましたが、未だ早いでしょ!そこで13時36分発の江の電に乗車します。


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