7章 犠牲を許さない
史実の通り逆艪論争です。今迄気勢が良かったと評されている景時さん。やはり、自分が言うほど小心者ではない…と思うのですが。そして一人で残ろうと思っても、望美ちゃんに見破られ、皆にもばれてしまいます。そして大規模な幻覚で、平家に対抗します。ここまで出来て見習いなんだ(汗)。忠度殿と対峙し、鎌倉の犬と言われても意に介さない。勝利して行宮へ辿り着くも、もぬけの殻。あと一戦…思い詰めたように先に休むと言って引き取ります。8章
運命の上書きに苦しむ
屋島の時のように、戦いを避けようとする景時さんの評は下降しています。その夜―。そうか、ここだったんだ。CMで聞いた「ひどい奴」というセリフは…。すみません、懺悔。私はCMを見たとき、地白虎なだけに女性に対して「ひどい奴」なんだと言っているのかと…ご、ご免なさいっ!(汗)そして、自らしてきた呪わしい仕事を告白します。その胸中を吐露し、10歳下の自軍の神子に縋ります。共に逃げてくれと。…驚きました。前二代の地白虎の「余裕」といったものが全く無い景時さん。でも、この人が家族や仲間を捨てて心底から幸せになるとは、思えませんでした。いつもどこか醒めていた少将や海賊様と違う。逃げても幸せにはなれないよ。その通りの答えを選択しました。…この後「言葉を交わすことはなかった」に続いて「けれど…」の「…」の後は何だったのでしょうね。
望美に銃口を向ける
出港して、政子にはクギをさされます。そして彦島で、知盛戦。戦いに満足して身を投げる知盛を、理解できないと言う景時さん。そんな彼の前に、政子が現れて成すべき事をするよう告げます。書状にあった命令の遂行―白龍の神子を殺せと。母親を人質にされ、鎌倉の邸も見張られた裏切り者に出来ることは、これしかない。分かって貰えるとも思わないと。そして……アニメじゃなくていいのに(汗)。大事な人を自分で弔いたいと告げると、すんなり許可する御台様。…何故気付かないんだ、カミサマなのに!そう突っ込んだらこの先成り立ちませんが(笑)。終章
種明かし
間違ってはいない筈…とやや緊張した面持ちでしたが、望美ちゃんが目覚めてほっとします。安堵も束の間、反逆の疑いで捕らえられている皆を助けに鎌倉へ向かいます。…この間、二人きりなのですよねぇ。道中「皆を助ける方法を話し合った」というのを文字だけで、その他の事は全く描かれず。それは、妄想して補えという事でしょうか(笑)。
しかし腰越で別れてから、まさかエンディングまで別行動だとは思いませんでしたよ…。信頼関係を描くとか、一人で頼朝に向かえるようになった景時さんを描くとか、意図は勿論ちゃんとあっての事でしょうけれど。
詮議の場面では、嘘をついてでも頼朝の意に沿ってきたという景時さんの態度が、違う。
覚悟を決めた男
片や梶原邸では、江ノ島から助けた先生達と捕われていた九郎さん達が合流。朝夷奈へ向かいます。お互いを信じて、それぞれの成すべきことを。
逆鱗を出した景時さん。このスチル、シャツの袖口の黄色いラインが無い…(泣)。大見栄を切って頼朝に向かいます。そして、荼吉尼天が敗北したのを感じ取ります。そこで更に捲し立てて、皆の自由を約させます。エンディング
京でのED。作務衣が似合っております…あれって江戸時代頃からのものだと思ったのですが、まぁ異世界という事で(笑)。やっと掴めた、穏やかな毎日。ありのままの自分と、大切な人と過ごす日々。自分に出来る精一杯で、二人の日々を守っていきたいと願う景時さん。軍奉行として西国のことにも忙しそう(他にも交渉事とか色々任されそう)ですが、以前よりは胃が痛くないでしょう。アナザーエンド
白状しますと、私は2回景時さんを駿河送りにしております(爆)。一度目は、まず絆が足りてませんでした。二度目は、なんと魔弾のレベル上げをしていませんでした(汗)。
なので、選択肢は「一緒」か「一人」です。その二度とも「一人」を選択しました。単純に「一緒」を選んだとしても、この人は不幸だろう、BAD EDなんだからと、選択の余地無しで。だもんで、エキスパートガイドを見て初めて逃避行という展開を知りました。…馬鹿すぎ?(汗)
今迄、血縁というものの描写があまりされなかった地白虎。景時さんは平氏から源氏へ、そして母を人質にされ、妹は黒龍の神子となり更に戦場へ駆り出される―常に家族というものがありました。家族を守るために暗殺者を続けた彼は、全ての事から開放されたいと願い、望美ちゃんと逃げようとします。…二人きりの逃避行も浪漫だなぁと思います。でも、母親が見せしめに殺されるちゃうんじゃとか…そんな事まで考えると、私は逃亡の選択がどうしても…出来なかったというか、そういう気持ちになれませんでした。
ですが八葉も、軍奉行も全て捨てて一人の女性と…というのは、正に地白虎の隠れた情熱の成せる技かもしれません。逃げずに掴んだ幸せ。大切な人とそして仲間と一緒に、賑やか且つ穏やかな日を送って下さい。
その3(景時ルート外イベントの事)へ その1へ戻る