4章前編

明白な嘘をつきつつも、普段のペースの景時さん。やはり布団には拘りがあるようです。弁慶さんにさっさと寝なさいと促されます。そんなに軽い傷ではない…と。

わが主のなき世界
景時さんEDルートではないイベント。頼朝墓所へのお参りですが、これに辿り着けなくて困りました。結局は「都路」さんの掲示板頼りです。この時、彼はあの傷で雨の中、傘も差さずに何を思っていたのでしょう…。源氏山公園では、頼朝像に見られてるみたいと落ち着かない様子だった人が、雨の中の墓参。正面からこの世界の頼朝(墓所であったとしても)に向かい合い、一体…。

八葉の対立
報国寺から戻ったとき、軍奉行と軍師、真相に近づきつつも隠している二人は、一体何を話していたのでしょう…。どっちも頭がいいだけに、気になります。世間話をしつつ、腹の探り合いだったらコワイかも…(汗)。迷宮を進むこと、神子の心に荼吉尼天を干渉させる事に、彼は反対の立場です。ああ〜、凄い図だ。弁慶さんと景時さんでの意見対立。思うことは神子が大切だという事なのに。その方策と彼女への「思い」の表わし方が違う二人。もうヘタレだなんて言えない…かもしれません。声がほしかったです。
そして、リズ先生の言動に不信を抱く将臣くん。そこには、弁慶さんも景時さんも口を挟みません。ゲームをクリアした時、私は「迷宮は25歳以上が苦悩するゲーム」と認識しました(笑)。
そのリズ先生を追って行きます。核心に近づいている軍奉行と軍師ですが、神子を思う故に解決策が異なったまま…。

4章後編
水門の仕掛けを確認して、前進。やはり細工物には強い人でした。…ここにくるまで「冷酷」と名付けられた表情の絵は、ありませんでした。でもここからは、これが増えます。
羅刹女を倒した後、景時さんは望美ちゃんに心のかけらを取り戻そうとするな、と言います。これには、弁慶さんも何も言いません。そして、あくまでもあの夜、何があったかを知らせたくない景時さんですが―。

終章
ここでもまた、神子を撃たねばならない景時さん。無印の時と状況が違うとは申せ、どんな気持ちだったのか…。暗いリビングで何を思っていたのでしょう。

あきらめ
起きてきた望美との話から、この人は大切なものは仕舞い込みたくなるタイプかな、と思いました。望美ちゃんも勿論ですが、結局は皆にも悟られないようにと立ち回って―まぁ、隠し通せなかったけれど。自分のことより、まずは…と。普段の軽さとは別に、心の中に宿す我の強さと頭の良さ。それでも、自信無さげですが。でも、格好良いと思います。このギャップが彼の魅力でしょうね。

最後の扉を開く前に、呪いをかけてその後「行こうか」は…ああ、ぞっとする声(笑)。入ってみて、荼吉尼天に色々言われますが二択目の「もう―」の語尾が、少し震えがちなのが印象的です。それと三択目の「最後に勝てばいい」は、さらっと言ってのけたなという、驚きを覚えました。

陰陽師
荼吉尼天はもう政子ではないのに、景時さんはです・ます調で喋ります。「神子を守る所存」もまんまでしたね。今回は、無印と違って正面からの最終決戦。そして、勝つも結界に阻まれてしまいます。この時のスチル、目が吊り目ですよね(笑)。いや、格好良いのですが。天地清浄祓を唱え、結界を解きます。

エンディング
…結局、好きだって言わないまま、そして帰ったのかどうかも分からない景時さん。これがなぁ…。残ったようにも思うのですが、彼は梶原党の党首でもあるし、どうなのでしょう。望美ちゃんが大事なのも、一族が大事な事も本心だろうし。ただ、いつか君に…というからには、その思いを告げずにいなくなったりはしないでしょうけれどね。



迷宮の景時さんは最初はとても楽しそうで、この人の陽気で明るい面を存分に見る事が出来ました。ですが、結果的には十六夜のときのように、全てを抱え込もうとしてしまった。景時さんの二面性がよく表れていたと思います。
でも、本当に景時さんは心配な人です。胃ケイレンとか起こしてないか?みたいに。ですが、戦の無い世界というだけでも、少しはあちらの世界より負担が減ったかな?優しくて、本当は自分が思うほど小心者ではない景時さん。望美ちゃんとこの世界を楽しんで、いつまでも幸せにね。

そうそう、今回の服装ですが私はあのコートが好きです。軍装っぽい服が好きなのも手伝って(笑)。パンツは勝手にレザーとか合皮と思っていますが、どうなのでしょう。首飾りは今回も着けてまして、ああいう物が好きなんだなと再認識でした。


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