4.旅の終わりに
何となく慌ただしい感じの駅構内は、帰路に着くことを実感させます。到着時はやはり「これから」感で、どこか余裕というものがある気がしますから…。17時35分発の湘南新宿ラインに乗車。仕事の疲れが、帰路の電車でやや復活(苦笑)。私、かなり呆けた顔をしていたかと…。
お天気もそこそこで、二人とも折畳みの傘がお荷物になってしまった鎌倉紀行。ナビがナビになっていない旅でしたが(汗)、一人では気付かないことも気付かせて頂けた旅でした。
さて、権五郎力餅のご報告も。
開けてみると…この緑色!食してみれば、餡のすっきりした甘さと草餅の柔らかさと蓬の香りの清々しさにうっとり。べたっとした甘さとは無縁です。それと、この餅の柔らかさ。これが堪りませんので、求肥餅ではなくこちらを購入してしまいます。美味しかったです!![]()
今回の旅は、初二人旅であるということの他に、初めて訪れる「初春」の旅でありました。やはり、季節を実感するというのは植物。今年の暖冬っぷりからしますと、平年の今頃とは違った「見頃」であったとは思いますが…。地元情報に強いサイトさまを巡り、かつ「迷宮」のガイドブックも見直し…と、この時期の現地を堪能する準備をして臨みました。
鎌倉という地を巡ることそのものも楽しいのですが、そこに時期独特の楽しさや美しさも加わるのは更なる喜びであり、また過去に訪問した土地の違う表情も見られます。煩悩を巡らすのは勿論(笑)としても、観光地という点でも楽しみな土地。一度見たからもう…というわけにはいかない気分にされてしまいます。
その時期ものと申しますか、季節のお花は報国寺の山茱萸をはじめ、ミモザや雪柳、そして辛夷。いずれも過去2年では殆ど見ることが出来なかった花達です。風情有る街並でこういった花々を見られるのは、とても楽しいものです。写真上は小町通りのレースのお店・鎌倉OHARAさんの店頭のミモザ。下は御霊神社そばのお宅の辛夷。景時さんの象徴物を、この神社さんのそばで見られるとは思わず、とても嬉しかったです。鶴岡八幡宮では、本殿脇の河津桜には間に合いませんでしたが、寒桜等を見られましたし…。
こういった「時期」というものも考えて、今年はこれまでに行ったことの無い頃にも訪れたいと思いました。ガイドブックには、夏は海水浴客がメインで、寺社境内は却って静かだと記載しているものもあります。オフライン活動真っ盛りの時期ですが(笑)、今年は挑戦してみたいかも…と思っております。何時訪れても、不思議と惹き込まれる街・鎌倉。今回も素敵な一日を有難うございました。
ご一緒して頂きました真宮四季さまにもお礼申し上げます。
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