2.材木座-明王院-景時邸跡-報国寺


材木座海岸
蓮の名所…と言われるところは拝観したし、時間も正午近くと開花の頃から過ぎたし…。さて、どうしようかと思い(つまり、全く他の行程は決めていなかった)ながらも、暑さのせいかフラフラと海岸の方へ歩きます。およそ夏の海とは無縁な、綿のロングスカートという服装ながらも、砂浜へ。海水浴客が滑川河口方向に大勢います。「迷宮」の舞台が夏なら、皆は泳いだのかな…なんてことを考えているうち、素足になって波打ち際まで行きました。
そこで思い出したのが、ビーチコーミング。砂浜に打ち上げられるものを集めるといったことです。よく見れば、貝殻の他に何かの破片も。目に留まったものを拾ってきました。大丈夫、濡れたのは裾くらいだから、すぐ乾くし(何処かで聞いたような…・笑)。ほんの僅かですが、夏の海を味わいました。
滑川手前当りで浜から再び道路へ、若宮大路を北上。途中で「光化学スモッグ注意報発令」の放送が(苦笑)。

さて、どうしよう…。
でも、ここは鎌倉。ならばやはり遙か煩悩に忠実にってことで、バス停へ向かいます。目指すは金沢街道。となれば、行く先はお分かりですね(笑)。


明王院
先月、鉢植えの蓮の美麗さに感嘆したこともあり、いまはどうかと訪問しました。
山門の周りは緑に包まれ、とても涼しげ。しかし、蓮は終わっていました。
残念と思いつつ、気になるのは境内裏山の工事。どうも、崖が崩れたような感じです(汗)。職人さんが数人で作業中。思いきってお寺の方に伺いましたら、治山工事の一環のようです。「崩落したのではない」そうで一安心。
この裏山の山上には、大江広元の墓と伝えられる層塔があるとか。


景時邸跡
何度でも行く阿呆(笑)。
先月見た実や花は、もう終わっていました。リスもいません。
いつも通りと申しますか、静かな場所に戻っていました。


報国寺
蓮は無いのですが、盛夏のこちらの竹林は涼しいのだろうなぁ…と、景時邸から歩きました。すると!この旅行記の表紙に用いました写真の光景が。最初は何かが木から落ちてきまして、その後にリスがすすーっと下りてきました。食べ物でも落としたのか、と思って見ておりますと、植え込みから出て来たのは蛇!シャーっと威嚇してリスと対峙。暫くこの睨み合いは続きました。結局、野ネズミを蛇に取られまいとしたリスが、蛇を追っかけてきたようです。最後はそれぞれ植え込みへ引き上げました。5・6分やってたのかな。因みにバトル会場(笑)は本堂正面の石段下の池の手前。ただ、こんな光景は滅多にありません。薮さえつつかなければ、大丈夫かと。
さて、200円を納めて竹林へ。…静かです。そして涼しい。緑色って、やはり心安らぎますね。思わず振り返って、p○n誌の表紙もどき(笑)は中の写真。

 


昼食
流石に空腹な午後2時。気になっていた報国寺さんの手前に出ていた看板。仏蘭西料理のお店へ。ちょっと奥まったマンションの1階にある「MAISON」さん。
こちらのプチランチ1,575円のお肉のコースを頂きました。メインはチキン。席数は多くなく、フロアと厨房に一人ずつの小さなお店でした。ごぼうのスープは塩が効き過ぎかな…と思ったのですが、夏場のせいかな。飲んでいるうちに丁度よくなってきまして(笑)。この陽気に合わせた塩加減だったのかもしれません。お手洗いは個室1室。

 

鎌倉駅へ戻ると、わ!流石ラリー期間中。鎌倉駅は参加者の皆さんが沢山。江ノ電も盛況です。海賊漫画好きの皆さんの中に、貴石の名を持つ海賊好き(笑)の馬鹿神子一名が乗車します。


  その3へ  その4へ    その1へ戻る

盛夏蓮紀行topへ  鎌倉旅行記topへ