4.旅の終わりに
まだ陽も高くはありますが、長谷駅から江ノ電に乗り、鎌倉駅へ。
ポイントの開設時間が過ぎたからでしょうか、ラリーの参加者さんの姿は見掛けませんでした。靴の中には払えなかった砂、鞄には貝殻。いつもより季節感のある(笑)自分。この時はまだ7月末でしたが、この日だけで「夏」を楽しんだ気がしました。
そして17時47分発の横須賀線で帰路につきました。写真は暮れる北鎌倉駅を車窓越しに。
いざ書いてみますと、常よりページが少ないですね。でも旅の充足感はいつもと変りません。
蓮に関しては、運もあったかと。光明寺さんは、例年と比較して花の付きがもう一つと聞いておりました。毎年同じようにいかないのは自然のこと。うん、来年の楽しみにとっておこう(笑)。
蓮がメインの旅行でしたが、他の花も楽しみました。特に成福寺さん近辺の、JR線路沿いの花は見事。乗っている時は気付きませんで、正に「歩いてみての楽しみ」でした。しかし、名前が分かりません(苦笑)。また、やはり夏の緑は清々しさ満点です。
そして私自身も意外だったのですが、どうも材木座海岸の散歩にとても満足と申しますか、良かった!な感があります。暑いのはどうにもならないし、人が多いのも苦手なので、実は夏が嫌いなのです。…にも関わらず、どのくらい年数が空いたかも定かでない、夏の浜辺散歩が気持ち良かったです。泳ぐわけでもなく、ただ拾い物をしながら歩く。普段とあまりにも違ったことをしたせいでしょうか。鎌倉という地のせいでしょうか。理由は判然としませんが「夏の鎌倉の海」を満喫しました。結局、30分くらいは浜で歩いていたと思います。
写真は浜で拾ったものたち。貝の他に陶器の破片のようなものもありました。
鎌倉に行くと、締めは長谷方面が定番になったと改めて実感します。
「迷宮」ではこの辺りが望美ちゃん達の拠点でしたから、ついつい見たく・寄りたくなるせいでしょうか。それと、比較的閉門時間の遅いお寺さんが多いからかな…。報国寺さんは季節を問わず午後4時ですので、やはり早い時間に回ります。そのせいか金沢街道沿いは午前中〜昼食ルートですね。そういった点から行程を考えると、どうしても締めがあちらなのかしら。
ただ陽の短い季節になりますと、社寺は夕刻から闇に包まれます故、秋以降は早め早めの拝観になります。
今回は、蓮や夏の花、鎌倉の街並を愛でつつ「ワンピース」のフラッグや駅構内のディスプレイ等も撮ったりしておりました。折角実施期間中に行きましたので。ラッピング江ノ電と擦れ違ったり、ラリー参加一式の袋?を抱えて、楽しそうな人達を見たり。―私はどんな表情で、この鎌倉を回っているんだろう。ニヤけていないか?ボーッと馬鹿面をしていないか?不憫な軍奉行を思い出して、情けない顔になっていないか…?
巡る目的の作品は違えど、好きなものを追う人達と交錯した旅。事故もなく楽しく過ごせて、新たな「燃え」の一端となる一日を、季節とともに堪能しました。
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