4.旅の終わりに
まだ明るかったこともあり、切り通しを戻って長谷駅まで歩きます。江ノ電を待っていると…あ!なんと、ラッピング電車が来ました。わーい、偶然にも最後の最後で乗れるとは!と慌てて且つ浮かれて撮ったら、ボケてました(汗)。車内も現在連載中の作品で飾られています。「NARUT○!」とはしゃいでいる外国人の子供達。親御さんがにこにこしながら、その様子を撮っていました。鎌倉駅に着くと、車体と一緒に記念写真を撮る人、乗車ホームか乗り込む人々…と、一日の終わりの風景になりました。
18時過ぎの横須賀線に乗車し、帰路に就きました。
本日のお土産は、右写真の洋菓子。こちらは鳩サブレーのお店、豊島屋さんのもので「クーローヌ・オー・ショコラ」。チョコレートの冠の意味だそうです。購入したのは駅の東口を出て、小町通り入り口の手前にある店舗です。洋菓子は鎌倉限定とのこと。たまにはサブレー以外のお菓子を、と思ったら洋菓子を見付けまして…。さっくりとして、懐かしい味でした。これはまた洋菓子も買ってみようと思ったのであります。
まさか、こんなにしっかりスタンプラリーに参加してしまうとは(笑)。最初がまず楔を打ち、続いて蓮がお目当てなのにシークレットに出会い、拠点で0Pを聞いた…せいです(笑)。
去年の午後は金沢街道方面も回ったのですが、今年のこの時期は見送り。明王院さんの蓮はどうだったのかしら。光明寺さんは、観蓮会に参加してみたいとも思いました。あんなに綺麗ですと、もう少し近くで見てみたくて…。レンズ越しで近くに見るというのとは、やはり違いますし。
右上の写真は、江ノ電の車体のプレート。6月は「紫陽花」でしたが7月は海の季節、ということでヨットに。細かいですよね。旧い車両に遭遇すると嬉しいですが、この車両にはこの楽しみがあります。さて次回は…?
蓮がメインの訪問でしたが、桔梗、露草、半夏生と少しだけ百日紅を見掛けました。桔梗と秋の花というイメージでしたが、去年に続き今年も綺麗に咲いているのを見ました。ああ、認識を改めねば(笑)。
光則寺さんでは、ひぐらしの鳴き声を聞きました。これも自分には「晩夏」の印象。植木の手入れをされていた方に伺うと「ツクツクホウシが一番遅い」というお返事。そうか…。確かに、7月終わりに「晩夏」はないですよね。その方のお話では、今年は山紫陽花の開花は少し早めだったということです。5月に思いがけず多種拝見した旨申しますと、開花の時期を読むのが難しい…と。植物には必ずというのは通じませんね。私の百日紅もラッキーだったかも。咲いているのがほんの一房であっても、緑に映える濃いピンク色の花はしっかりとした印象です。
花と海と遙かと古巣と。
書いてみると、やはり少し少なめの旅行記ですが、本人にはとても濃かったです(笑)。煩悩を胸に、口には江ノ電ウォーター、肩からカメラ。…こう書くと身も蓋も有りませんね(笑)。でも、正直な姿だったりします。去年、今年と「夏のイベント」と共にあった蓮紀行。来年はどうなるのか、今から楽しみでもあります。―先生と、お館様には笑われてしまいますが。大昔、高校の同級生数人と来た時も、夏でした。「泳がないの?」と地元の方に聞かれた際、皆で「社寺を回るほうが好きなので」と答えました。…高じて、今に至ります。夏の社寺拝観は、空の青に雲の白、そして葉の緑。素晴らしい三重奏です。
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