1.円覚寺-東慶寺-亀ケ谷坂切り通し-
 海蔵寺-薬王寺


仕事から戻ったのは、桜が満開という便りを聞いた後。しかも、その日は雨と寒の戻りという陽気。散ってしまうかも、という思いと「起きられるのかねぇ…」という身体及び精神的疲労が交錯しました。ま、取り敢えず目覚ましは掛けよう!鎌倉の情報サイトさまのチェックをし、就寝。
翌日の2007年4月4日、きっちり起床。天気予報に眉をしかめつつ、いざ、鎌倉。
9時32分発熱海行きに乗車、戸塚乗り換えで北鎌倉へ10時17分着。青空に桜が映える風景からのスタートとなりました。


円覚寺
去年は最後の訪問地でしたが、今回は最初に。ツアーご一行と思しき方々など、やはり人出がありました。ここを起点に南下、というのが一般的かつ効率的なのですね。

300円を納め、拝観受付すぐの桜を1枚(右写真)。
この石段を登って件の山門を見学後、境内を進みます。青空と緑の色具合がとても綺麗です。
妙香池横の桜は山桜…かな?桜のほか、ミツマタ、山吹が綺麗でした。
辛夷もまだ何とか花を付けていました。

 

  

 

今回はお茶屋は行かず、東慶寺さんへ向かいます。


東慶寺
東慶寺オリジナル切手の看板に驚きつつ(笑)、拝観料100円を納めて入ります。
…あれ?書院の門が開いてる。6月に来たときは、開いていなかったような…。中へ進みお参り。仏殿脇の枝垂れ桜は盛りを過ぎていましたが、周囲の緑と相まって、美しい色彩。
菖蒲は現在育成中。この仏様の後方が、梅雨の頃には見事な菖蒲に(下写真中)。
譲君の象徴物、今年の初見はこちらで。

  


亀ケ谷坂切り通し
横須賀線の線路を横断し、南下してから亀ケ谷坂切り通しへ。今回は少しは坂を感じられる写真になったかな(苦笑)。舗装はしてありますが、左右は「落石注意」の看板があります。
この坂の途中にマンションがあります。ここは数年前までは川端康成が「千羽鶴」を執筆し、大佛次郎らも愛用したという旅館でした。その敷地内には頼朝も使ったという洞窟鉱泉風呂があったとか…。今はどうなっているのか気になります。今更ですが、泊りたかった。
坂を下りきり岩船地蔵堂に手を合わせ、進みます。


薬王寺
参道の桜が美麗です。穴場と聞いていましたが、まさにその通り。
少し上り坂の参道の奥に本堂があります。ひっそりと佇むお寺は、喧騒とは無縁。
本堂前の海棠と雪柳(下写真中)。境内から参道を見ても美しいです。


海蔵寺
薬王寺さんを出て、横須賀線のガードを潜って海蔵寺さんへ。
おお!見事な海棠です。花の名所だけあって、こちらも人が多いです。
躑躅、雪柳なども綺麗。底脱けの井の周りには、山吹やシャガが咲いていました。
いつも柔らかく上品な微笑を湛えているようなお寺。この時は丁度とても暖かく、麗らかな春の日といったふうでこのお寺にぴったりな陽気でした。

 

 

来た道を戻って、今度は横須賀線と並行して南下。英勝寺さんへ。


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