2.英勝寺―浄光明寺
英勝寺
このお寺の手前にお稲荷さんと伝・阿仏尼の供養塔があり、いずれも英勝寺さんが管理されています。その英勝寺さんには、初めての参詣。こちらは現存する鎌倉唯一の尼寺。徳川家康の側室・お勝の方が創建。寺域は太田道潅の旧跡です。お勝の方は道潅公の子孫。300円を納めて中へ。
左手に仏堂がありますが、まずは奥の書院の方へ。書院は催事中で関係者以外は入れませんでしたが、お庭と見事な竹林は見学出来ました。鬱蒼とした竹林は、報国寺さんとは違った魅力がありました。もっと山深さを感じるというか…。やぐらや五輪塔もありました。この竹林、姫御殿の跡とか。散策路の奥には金毘羅様が鎮座していました。![]()
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まずは仏堂(下写真左)ですが、施錠されています。しっかりとした造りが重々しいなと思いました。中には壮麗な仏像が安置、1636年の建立。他に袴腰の付いた鐘楼(同・右)もありました。
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庭園の奥にはプレハブが建っていて、何で?と思いましたが、山門がバラされて入っているようです。関東大震災の後、個人宅へ移築されたものを解体し、今後復元する復興事業中ということです。庭園には遣り水というのか、小さな流れが配されていたようで、1枚岩の橋もあったり沢山の植木もありと見所が多いです。奥に有った太子堂(下写真左)と三霊社権現(同・右)は、独特な雰囲気を醸し出していました。これらは開山前からのものなのでしょうか…。
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門には徳川家の葵のご紋と、太田家の桔梗紋が施されています。拝観はこの通用門から。寿福寺寄りの総門(下写真左)からは入れません。
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ここから線路を横断して、浄光明寺さんへ。
昨年来た時はやや迷子でしたが、今回は大丈夫(笑)。
工事も終わっていて、静かでした。写真は踏み切りを渡ったところにある「扇谷上杉家管領屋敷迹」の碑と桜。
何気なくどーんと立派な樹があるって素敵です。
ここからお寺までは、静かな住宅街になります。
浄光明寺静かな境内には、まだ盛りの桜が数本と雪柳。躑躅もちらほら咲いています。
紅葉が綺麗だった鐘楼も再び撮らせて頂きました。![]()
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ここから、金沢街道方向を目指します。浄光明寺さんを辞して線路沿いを南下、窟不動さんのある通りを東へ。
旧川喜多邸(写真の塀奥)を越えるとやがて鉄の井、小町通りの北端です。
ここで12時半。お腹も空いたので昼食を摂ることにしました。またしても(笑)アーミッシュクッキング鎌倉さんでハヤシライス。店内は私が入ったときはほぼ満席でしたが、後に空きました。この時点でランチの3セットの内、1セットは売り切れ。恐らくこの後13時過ぎからまた込むのではないかしら。
前回行けなかった「湘南クラブ」さんも考えましたが、時間と方向を鑑みると…今回もパス。鶴岡八幡宮を西鳥居から東鳥居を通り抜け「大学前」バス停から「太刀洗」行きへ乗車、泉水橋へ。
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