5.旅の終わりに


極楽寺から江ノ電で鎌倉へ戻り、18時15分成田空港行きに乗車。
小町通りのお店もほぼ閉店した時間、ホームはいつもより少し空いていたような気がします。
午前中歩き回ったせいか、この日は結構車中で眠りました。最も、途中でラッシュに突入して起こされましたが(笑)。
段々と古都の旅から現実に戻る…。車中はそういった意味でも一つの通過点。大事な空間の一つだと思っています。
4月に3回も行くのかい。
流石に己に問いかけましたが、どうも一度心の軸がそっちに傾くと、余程の事が無い限りはダメらしいです。行きたいから行く(笑)。なんと、単純明快なんでしょう。
今回は「遙か3」の舞台となった所って…御霊神社と極楽寺くらい?(苦笑)何だか遙かサイトの鎌倉旅行記からどんどん離れているような気配ですが、ご容赦を(汗)。でももう鎌倉を巡ること自体が、私にとっては遙か旅も兼ねています(笑)。煩悩は常に携帯していますから。
特に、源太塚は景時さんを知らなかったら…多分行くことは無かったと思います。ゲームではなく、史実の息子さんであっても、やはり知った原因は「遙か」ですから。鎌倉山方面は、ガイドブックを読んでも店舗・桜・版画美術館という三拍子なのですね。桜を見るにもバスで…って、名所だから混雑は必至だし…と、実はこれまで未踏の地でした。なかなか食指がそそられなくて。住宅地という印象もありますし。
また行くとしたら、それこそ桜の頃かもしれません。

この日は丁度陽気も良く、かなりノンビリとした旅でした。それこそ「迷子」以外は(笑)。あの時はコンクリート照り返しの道で、結構暑かったです。陽が長くなったこともあり、ついつい長居をしてしまいました。最も、月影地蔵堂の辺りは本当に住宅地のど真ん中。住人以外が日没時にウロウロしていると、ただの不審者になりそうです。湘南深沢駅周囲の社寺も、住宅地の中。周りのご迷惑にならないようにしないといけませんね。
そういった「街」に行って見て、歴史と今が渾然一体となっていることを体感出来る。これこそが、この古都・鎌倉の魅力かと。

花に関しては、藤、牡丹、石楠花、小手毬、躑躅…と満喫。躑躅にはやや早かったですが、それでも風情がありました。静寂と社寺という花の舞台の他、近隣のお宅の軒先にも綺麗な花が多かったです。中には、花の名前を記してあるお宅もありました。覚えて来られないケースが殆どなのですが(汗)、読むとそうなのか〜と思います。
季節の花を満喫した旅で、坂の下御霊神社には…もう鉢植えの紫陽花がありました。次の観光シーズン、紫陽花の街の表れでしょうか。楽しみだな…と思い、境内を辞しました。

春から初夏へ。緑も一層濃くなる鎌倉。花と共に山も海も巡る旅となりました。
この日も旅を満喫しました。


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