2.鎌倉方面(海蔵寺-浄光妙寺-小町・大町の社寺-安国論寺-本覚寺)
ここからは、鎌倉方面へ。亀ヶ谷坂切り通しを下り、まずは海蔵寺さんへ向かいます。
写真は切り通しの入り口たる、長寿寺さん(観光拝観不可)のそばにあった紫陽花。見事でした。
切り通しは去年より花が多いし、緑も深いような…。後々、もっと色着いて華やかになるのでしょう。切り通しを抜けてからも、そこかしこで紫陽花や紫露草が咲いていました。
海蔵寺
山門脇の底脱の井には、去年と同様にガクアジサイが咲いていました。
そして山門の横には…あれ?もしかして…萩が咲いてる?白萩ではなく、深い葡萄色といった感じでしたが…今咲くものでしたっけ?
境内の菖蒲はやや盛りを過ぎた感もありましたが、カメラを持った方も多かったです。![]()
本殿・龍護殿裏手のお庭へは入れませんが、左手脇から拝見できました。その左手にはやぐらと紫陽花、そして春楓があります。
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ズームで撮らせて頂いた花達。
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今年は源氏山公園方面は行かず、そのまま元来た道を戻り英勝寺さんへ向かいましたが…ご遠慮してしまいました。遠足数組と、7・8人ほどのグループが賑やかに門をくぐるのを目の当たりにして、挫けました。そのまま南下して、寿福寺さんの山門までお参りし踏み切りを渡って、浄光妙寺さんへ。
浄光妙寺
静かな境内は、殆ど人がいませんでした。通りからも入っているせいか、先刻の賑やかさが嘘のよう。整えられたお庭は、紫陽花や菖蒲といったお花や木々の緑が美しいです。![]()
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そして、見付けました。将臣くんの象徴物である「泰山木」(下写真右)。この花は、咲いても3・4日で白い花弁が茶色くなり、散ってしまう…と、以前読んだことがありました。私の身長では、どうやってもコレが限界という写真ですが(汗)。でも見られて良かった。何と申しますか、堂々としていて将臣くんに似合うなと実感しました。
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小町・大町の社寺
この後は窟通りを抜け、小町通りを経て鎌倉駅方面〜大巧寺さんへ。春と同様にお花が沢山迎えてくれます。![]()
本堂にお参りしてから小町大路へ出て、妙本寺さんの横にある蛇苦止(じゃくし)明神さんへ。源頼家の側室・若狭の局は、我が子一幡の死を悲しみ、白蛇と化してこの寺の井戸に身を投げたと言われています。今は井戸(下写真左の右側)も静まりかえっています。小さな池がどこか往時を偲ばせました。
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境内を辞してから、常栄寺(ぼたもち寺・左)さんと八雲神社さんにお参りしつつ、安国論寺さんを目指します。
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安国論寺
人が少なく紫陽花を見るなら穴場…と伺っていたのですが、結構メジャーなお寺さんだよねぇ…と思いつつ到着すると、総門脇には立派なガクアジサイ。そして、確かに穴場でした。誰もいらっしゃらない…。入り口で100円を納め、境内の案内図を頂戴しました。山門そばには白いガクアジサイが。整然とした境内ですが、どこか深い山里のようです。まずは本堂へお参り。案内図を見ると…うーん、広い。![]()
本来なら墓地奥の南面窟までお参りするところですが、富士見台(眺望台)でリタイア。情けない…。富士見台までの石段も結構急(下写真左)で、順路の下り道は「山道」と記されていて…その通りの道でまた急。この後も何箇所か回ることも考えて(それと未だ膝も心配で)この富士見台までにしました。生憎の曇り空+私の身長の低さで、手前の木々に遮られてしまった状態でした。ですが、境内でありながらも正に山道といった場所は、まさに案内図の通り「巡礼路」を感じさせました。
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静かで、街中にあるのに…本当にここは別世界のようでした。
本覚寺
安国論寺さんから鎌倉葉山線を歩いて戻り、大町四つ角を入って本覚寺さんへ。柏葉紫陽花が見事です。いつも開放的な境内ですが、この白い花が更に明るさを添えていました。![]()
それと、名前を失念した写真右のお花も素敵でした。
昼食は…
さて、時間も午後1時。朝からみっちり歩いているせいか、流石にお腹も減りました。若宮大路へ戻ったものの、混雑時間ですしどこでご飯を食べようかと…。
きょろきょろしているうち、豊島屋本店さんの敷地内の横道に、小さな鳥居を発見。お参りさせて頂いて、ふとその道を奥まで行くと、ここだったのか…。![]()
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鎌倉紹介番組で見た、豊島屋さんの甘味処「豊島屋茶寮・八十(はと)小路」。
メニューを見ると竹の子ご飯(税込み1,050円)が。これも何かの縁(え)と、こちらで昼食と相成りました。途中で水分は補給していたのにも関わらず、出された柚子水(柚子の香りをつけた冷水)をだーっと飲んでしまいました(笑)。ご飯はいいお味で、香の物も美味しかったです。惜しむらくは、椀物が無かったことですね(椀に入っているのはお茶)。あれば1,500円位だったとは思いますが。ご飯だけ、というのはちょっと寂しいです。![]()
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