1. 円覚寺-東慶寺-海蔵寺
イキオイの決行と相成りましたが、流石に少しは考えます。
前年も同じ頃に鎌倉へ行きましたが、その時は「迷宮イベント地」を回る旅でした。お花とか、じっくり見られなかったな…といったこともあり、じゃ今回はイベント地というか、原点に戻ってゲームマップ地点巡りかな。それと―表紙にシュミと書きましたが、プラスして景望ネタの仕込みもあったりする(笑)、えのすいも行こう、と。アタマの中は賑やかな状態になっております。
しかし、眼前で1本乗り逃がし…9時4分発の小田原行きの東海道線に。戸塚乗り換えの定番コースで、いざ!
円覚寺
桜と紅葉の頃は来たけれど、さて今頃はどうかな…。と思いつつ総門に向かうと、後方からは遠足の皆様がどどーんと。…そうだった。今頃の平日はその可能性を考慮しなきゃね…。やや速足で拝観受付へ行き、300円を納めて境内へ。いつものように山門の下で、白虎二人と会話する望美ちゃんを思い出し、にまにましつつ奥へ。
円覚寺さんの境内には、いくつものお寺さんがあります。中には檀家さん以外は入れないところもありますが、場所によっては拝観可能。この日は初めて松嶺院さんを拝観しました。
100円を納めて入ると、手入れをされた鉢植えが並びます。拝観路を登ると、墓地になっています。カメラを仕舞い、静かに歩みを進めます。そこからは山門など円覚寺さんの境内が一望出来ます。電車の音や人の声が聞こえなかったら、やはり時代を忘れそうです。坂本弁護士一家や、田中絹代さんのお墓にお参りさせて頂き、下り道を歩いて円覚寺さんの境内へ戻ります。![]()
そのまま奥へ進み、妙香池を通り…そこに、やはり咲いていましたよ、紫陽花。去年も見ましたが今年もありました。白い花でひっそりと。ということで今回も撮りました。
![]()
そのまま黄梅院さんへ。静かな佇まいでありながら、様々な色を付けた木々の多いこと。観音様にお参りし、元来た道を戻ります。方丈を抜け、仏殿裏手へ出ますと、姫蔓蕎麦のピンク色の花が咲いていました。鮮やかです。
![]()
左・方丈の庭園 右・姫蔓蕎麦そして、山門の脇には…お弁当には早くないか?(汗)な光景が広がっておりました。
東慶寺
円覚寺さんを辞し、鎌倉街道を南下して東慶寺さんへ。こちらには先程とは違い、グループ行動の遠足らしき子供たちがいます。100円を納めて境内へ入りますと、庭師さんが手入れをしていました。ふと下を見ると、竜胆が咲いています。…こんなに地面沿いに咲くんだ。花屋の店頭で見るものとは、種類が違うのでしょうか。案外と野性味に溢れる姿に驚きました。そのまま進むと、菖蒲はやはり綺麗に刈り取られ、来年の開花を待っているようです。![]()
東慶寺さんから、街道の踏み切りを越えて南下して、亀ヶ谷坂切り通しへ。
やはり、この道では歩幅が小さく、やや急ぎ足になるのは…それだけ下り坂が急なんだなぁと実感します。静かな切り通しは、崖面に沿って生える緑に陽の光が当って、綺麗です。
切り通しを抜け、海蔵寺さんへ。山門前の通りには、少し色付いた楓の葉も見られました。
海蔵寺
境内には、ホトトギスや竜胆、紫苑が見られました。底脱けの井の…奥、と申しますか後ろ辺りには、結構色付いた葉があります。海蔵寺さんは静かな佇まいながら、いつ訪れても季節を感じさせてくださるお寺さんです。
しかし、こちらの山門を見る度に「迷宮」で「東慶寺」と「報国寺」として使われた背景絵を思い出します(笑)。似てるよなぁ…。![]()
![]()
その2へ その3へ その4へ