1.佐助稲荷-銭洗弁天-寿福寺-
浄光明寺-報国寺
折角だから行きたいお正月の鎌倉。
表紙にも書きましたような考えが巡り、決行と相成りました。
自宅玄関先の臘梅の香りを楽しみ、最寄り駅まで歩き出します。
この日は仕事始めのところも多く、既に通勤ラッシュ…とまではいかなくても、そこそこ電車には人がいました。東京駅発、8時54分の小田原行き。いつもの通り戸塚経由で、いざ2008年最初の鎌倉へ。10時前に鎌倉駅へ到着しました。
佐助稲荷
遅くまで紅葉していたという、佐助稲荷。もう年も越しましたので、流石に名残の葉も無かろうと思いつつ、恐らくは静かであろうこちらを一番手に。駅の喧騒を抜け、通りを行くと寿福寺さんの方から向かってくる方達と擦れ違いましたが、それ以外はやはり人も少ないです。が、佐助トンネルを抜けると、銭洗弁天さんへ向かうと思しき人が…。通りは賑やかに。
途中で左折して佐助稲荷へ。…静かです。到着したときは、宮司さん以外は私だけ。![]()
「お早うございます」と挨拶を交わしましてから、拝殿と本堂、霊狐泉へお参り。
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境内には、僅かですが紅葉した葉がありました。清々しい空気と、鮮やかな葉の色。やはりここでは深呼吸です。
銭洗弁天
佐助稲荷を辞して、定番コースの銭洗弁天さんへ向かいます。…わー、人がいっぱいですー(笑)。貧乏でも混雑を回避したい私は、お金は洗わずいつもの通り上・下ノ水神社さんへお参り。鯉は相変わらず元気です。洞穴の出入り口から車道へ抜けますと、これからお参りに来る方が大挙。そしてタクシーも次々と来ました。これは、午後からは更に混むなと思いつつ、坂道を下ります。
寿福寺
この日の訪問の目的の一つがこちらです。
普段は総門から山門まで、そして山門から境内を拝観するこちらですが、年始の一週間程度は、境内を解放していると知りました。そうなったら是非!ということで伺いました。ガイドブックにはこの年始の公開は書いてありませんでしたが、他に4月の鎌倉まつりの際、公開される旨の記載がありました。いずれにしても、要・確認かと。
政子様の眠る、鎌倉五山第三位。元は頼朝の父・義朝の屋敷がありました。…何と申しましょうか、とても上品且つ、雰囲気の柔らかいお寺さんでした。本堂の屋根には笹竜胆紋が。
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そして万両の実が生り、緑がとても優しい感じがします。英勝寺さんでも思いましたが、線路に近い所にあるとは思えない、まるで山の中のような空気でした。観光の人力車さんも来て、お客さんにここは素敵なところですよ、と熱弁。来られて良かったです。
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浄光明寺
線路を渡ってこちらへ。梅の花の蕾が、段々と大きくなっていく頃です。不動堂では、一心に何やら祈願されている方がいらっしゃいました。静かで、どこか潔くもあり、穏やかな空間です。![]()
窟通りを通って、小町通り…わー、人がいっぱいいっぱいですー(汗)。そして、八幡宮へ。凄い人です。ご免なさい、頼朝様。今日はここから挨拶。更に、今は素通り(汗)。また来ます!
報国寺
大学前からバスに乗り、新春の報国寺さんへ。こちらは、年末〜三が日は拝観不可とのことで、今年は今日から拝観出来るという日でした。鐘楼には注連飾りが施され、お正月の雰囲気ですね。竹の庭も拝観しました。何度来ても良いです。![]()
密かな楽しみが、拝観受付を済ませた所にある、お花。季節によって様々で、華美ではないのですがいつも凛として綺麗。この日は下写真のような感じ。竹の庭、そして境内には散り遅れた紅葉の葉が。水仙も咲き始めていました。
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