2.源氏山公園-銭洗弁天-佐助稲荷-
 景時邸跡-報国寺


源氏山公園まで
海蔵寺さんを出て、少し戻ると化粧坂への案内板があります。ここを通って源氏山公園へ行くのですが…。ちょっとだけ躊躇しました。実は、春にもここを通ろうと思ったのですが、諦めたという前科があるので。
その理由は、山頂から見るとかなり急だったから。
しかも、舗装道ではありません。木の根と土、岩ですから。下ろうと思うには勇気が要りました。で、結局あの時は銭洗弁天への舗装道を歩いたのです。下りって滑ったらもう……(汗)…ですからね。ただ、今度は登り。取り敢えず、足を掛けりゃ何とかなるさ!な気持ちでスタート。途中までは舗装されています。民家を眺めつつ坂を上ると…突然、土の道へ。ここからが本番。一応、段差があって、足を掛けられます。
運動不足の己の膝をヨッと上げて、進みます。結構ハード。
で、途中から下り方向を一枚撮ってみる(右写真上)。そして、今度は進行方向も。
登りきってみると、土の道は思ったほど距離は無かったのですが…疲れました。舗装道からずっと登り続きでしたし。そして、改めて思いました。やはり、下りは自分には無理と。
…望美ちゃんの家から結構距離もあるし、化粧坂にしても舗装道にしても、上り下り大変そう…。
最も、若いし異世界で強行軍を経験した彼女達なら、問題無いかな(笑)。


源氏山公園
春は桜で、梅雨は額紫陽花に彩られます。紫陽花の中に居る頼朝さんは、春よりも可愛く感じます(笑)。天気もそこそこ良かったので、遮るものがない広場はやや暑かったです。

 

そして、化粧坂を下らない春と同じルートで下山。銭洗弁天へ。ここは舗装道ですが、かなり急です。雨の翌日とかは、ご注意を。遠足の子達は「わーっ、止まらない!」と半分遊び、半分マジ焦りで駆け下っていました。


銭洗弁天
…混んでました。遠足+観光客で、あまり広くはない境内は賑やか。土産物店と、お金を洗う奥の院には大勢の人がいましたが、上・下の水神社は何故か静か(笑)。紫陽花は下の水神社のところに少し。
写真は上の水神社のレリーフ。こうなると応龍に見えてしまう馬鹿神子です(笑)。
こくに茶屋前から、佐助稲荷さんへ。銭洗弁天の境内を出ると、別世界のように全く静かです。


佐助稲荷
着くと参拝者は私だけ。お参りをして、椅子に腰掛けます。響くのは鳥の鳴き声。
この静けさにうっとりし、深呼吸。奥の本殿辺りに、紫陽花が。岸壁には百合も咲いていました。
ここは、時が止まっているようです。しばし、休憩。
…あれ?突然賑やかな声が木霊しました。でも、人影は見えません。どうも上から聞こえてくる。そこで分かりました。こちらの裏手のハイキングコースから響いてきていたのです。

 

徐々に人も増えてきまして、私も出発することにしました。佐助トンネルを抜け鎌倉駅へ。


景時邸跡
駅前からは、いつものように(笑)5番バス停から乗車。泉水橋で下車します。はい、景時邸跡へ(笑)。気になって仕方ないのです。
明王院さんへ参詣し、谷戸へ。入り口付近には、紫陽花が咲いていました。あったなんて気付いてなかった(汗)。邸宅跡は相変わらずな様子でした。
一方、ロープ手前の井戸が…あれ?今迄こんなによく分かったっけ?春には紫大根が覆い尽くしていましたが、どなたかが刈ったのか、無くなっていました。待て、そう言えば昨春はあんなに紫大根は咲いてなかったなぁ。今年は、当たり年?とか思いつつ、昨年は井戸そのものを撮っていなかったので、今回は撮ります。中には雨水が溜っています。井戸の目印はシュロの木。


報国寺
それから、金沢街道へ戻り報国寺さんへ。雨の日の竹の庭がいいなあと思いつつ、結局降られず。
…良かったのか悪かったのか(笑)。でも、あの風情有る美しさは何度も訪れたいものです。
特に、暑いと竹林の涼やかさって恋しくなります。拝観料を納めて庭へ。春よりも人が多かったです。
今回は、顔をニヤつかせないように注意しながら(笑)。右の写真が、竹の庭入り口。
入りますと、石仏に白い紫陽花が。お茶席は満席状態。私は今回も庭の散策のみでした。
…あれこれ妄想やら回想しながら、お庭を回りました。

 

再び金沢街道へ戻り、そろそろ昼食と考えました。昨秋見掛けた「権五郎」さんへ…と歩いていったら…。水曜日が定休でした(泣)。写真でチェックしておけよ、自分。


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