5.旅の終りに
長谷駅から江ノ電で鎌倉へ。17時35分発のJRで帰路に着きました。
…この湘南新宿ラインが大混雑。幸い座れたのですが…ギュウギュウ詰めです。この電車は10両編成。大抵は15両じゃないかと思っていました。時間的に通勤ラッシュ+この路線なら観光客って、分かりそうなものだと思いますがどうなんでしょう、JR。
なので、次回からは極力15両の電車にしようと思いました(苦笑)。あとは、18時以降のに乗るかですかね。
春は17時1分に北鎌倉発で、比較的空いてました。やはり17〜18時の間の電車は混むのだ!を再認識です。
今回は、紫陽花の咲き具合と休日の兼ね合いがポイントでした。
前者に関しては、鎌倉関連のサイトさまで花情報をチェック。後者は休日申請した日の内、後半の日だと団体ツアーが重なることが判明。たまたま見ていたツアーの広告で、自分の休日が催行日になっていたんです。確か、貸し切り列車で行く北鎌倉といった内容。これと当たったら、混み具合はハンパじゃない―。そう思いましたので、やや早いかと思いつつも、結構楽しめる場所はあるということで、前半の休みに決行しました。そして、時間。混む場所は早めに―ということをあちこちで読んでいましたので、この時期の定番観光地へは、早く。いつもは10時頃に鎌倉に着きますが、明月院さん、東慶寺さんの開門時間には着くようにしようと決めました。6時少し前に起床し、東海道線経由で北鎌倉へ入りました。東慶寺さんに入ったときは、拝観者は私もいれて10人弱、静かでした。成功です。そして、早くから回り始めると気持ちにも余裕が出来ます。閉門時間も考慮すると、やはり観光地は早くから回るのが吉かな(今更言うな)。
遠足の子供たちと出くわしたのは、小町通りまで。それまでは海蔵寺・報国寺・明王院・景時邸跡を除く全ての箇所で遭遇しました。逆に、ツアーと思しき団体さんには会いませんでした。混雑の時期としては、恵まれた観光だったかと思います。混雑の割には、本当に押されたりしませんでしたし。
また、道中でも素晴らしい紫陽花が見られたのも嬉しいです。紫陽花の名所と言われるところばかりでなく、民家のお庭や歩道など、あちこちで見られました。桔梗など、他の花も綺麗でした。桜のときも思ったのですが、鎌倉は花の街なんですね。街中を歩いているだけでも、楽しい。花と樹の緑と、昔からの街並。やはり素敵な所です。
この旅行記は紫陽花+建物+庭…といった感じにしました。紫陽花だけの写真ばかりだと、旅行記からは少し外れそうだし、写真が増えるとページもどんどん重たくなりますので。そんなことから「紫陽花の部屋」の方に写真を上げました。
今回、また改めて思ったことを最後に。
この歴史的な場所を守り、そこで生活をされるのは大変だと思います。壊すのは簡単ですが造るのは困難です。ましてや、歴史有るものは同じものにはなりません。バブルの頃に壊され、灰色かガラス張りの細くて高い建物だらけになった、我が故郷・東京。一庶民ながら、維持する事の困難さを思い知りました。よそ者の勝手な願いではありますが、鎌倉はこの街の良さを、いつまでも残してほしいと思います。
そして訪れる側としては、お住まいの方のお邪魔にならない事を、これからも心掛けます。この日も、良い一日を有難うございました。
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