4.旧安保小児科医院-
光則寺-御霊神社-
極楽寺坂切り通し-七里ヶ浜
旧安保(あんぽ)小児科医院
鎌倉駅西口から、御成通りを歩いていてずーっと気になっていた建物。…今回鎌倉に来るまで、通年見学可能と知りませんでした。
こちらは大正13年に建てられ、平成7年に二代目が亡くなるまで小児科医院として使われていたところで、現在は鎌倉風致保存会の事務所になっています。
スタッフの方に中へ促され…うわ!天井が!!待合室、診察室ともども洒落ています。子供が退屈しないように、という配慮か医師の趣味でしょうか、はたまた両方か。医院建築と言われ、独逸のお医者さん宅の造りを模しているそうです。趣有る窓から眺められる緑。引き出しの沢山有る机。難しそうな本も並んでいました。この空間で想像するお医者さまは、イケメンの若い先生より、柔和な笑顔のお歳を召した先生ですね(笑)。![]()
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左・待合室 兎とニンジン 中・診察室 鶴 右・診察室南向きの窓
この後、鎌倉駅から江ノ電へ。…こちらも混んでました。
光則寺
久々に長谷寺さんへ行こうかなと思って、長谷で下車。そして、まずはかなり久し振りの光則寺さんへ。こちらも山門のところに「100円箱」がありました。お納めして境内へ。
海棠で名高いお寺ですが、すっかり終わっていました。4日に寄れなかったことが悔やまれます(苦笑)。ですがシャガやショカッサイ、緋牡丹などが咲いていました。光則寺さんは、境内にある花や樹木に名札が付いていました。これは助かります。やはり花のお寺なんですね。池の周りにはツツジもありました。紫陽花も数多いということで、その頃には是非!![]()
池の側の飼育小屋にいたクジャク…。
なぜクジャク?飼われているというのはご尤もですが…珍しい。
小学生の可愛い女の子がいたせいか?ずっと羽根を広げていました(笑)。光則寺さんを出て、長谷寺参道を見ると人の多さに引いてしまい(苦笑)、そのまま御霊神社へ。
御霊神社
鎌倉彫のお店白日堂さんの脇を入って、東鳥居から神社へ。お手水から見た正面鳥居の脇には…カキツバタかしら。でも、ここは湿地でもないし。でもアヤメのような模様も無いし…はて(汗)。
そして、このピンク色の花も…何でしょう?![]()
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境内の緋桃は散っていましたが、紫陽花の小道の後ろ側斜面に、綺麗な八重山吹。
そうそう、帰宅してからガイドブックに記載があって気になったこと―地図上で御霊神社に「国木田独歩旧跡」と―を検索しました。
すると、どうやら面掛行列に使う面を納めた蔵のあたりに、独歩が住んでいたことがあるようです。境内に神職以外が住んでいたとは…驚きました。これを機に、独歩の「鎌倉日記」を読んでみようかと(←単純)。まだ3時台だなぁ…と、まだ何処か行けると思いながら確固たるあてもなく。お腹具合がやや気になりつつも、結局は極楽寺へ向かって歩き出しました。
極楽寺坂切り通し
切り通しを歩いて、ここで思っていたことを実行しようという気になりました。
「迷宮」の敦盛さんイベント「異国の音」。あのモデルとなったお店を、当初ここかな?と思ったのです。それがこちら「GOKURAKU亭」さん。ガイドブックによると「骨董と喫茶、古い時計の音がBGM」とあって、雰囲気が合うかと。しかし、結局はアイテムのカリンバが決め手となって「麻心」さんに(私個人は)。
とは申せ、ずっと気になっていたこのお店に入ることにしました。店内はアンティークと地元作家さんによる陶器も。古時計も数多くありました。メニューは食べ物は無く、飲み物だけ。全品500円。私は「きな粉ドリンク」。これはホットのみ。メニューにはクラッカーが付くようです(他の人のものにもあったので)。お盆に添えられたショカッサイが可愛いです。
このお店、極楽寺山門脇の骨董店の姉妹店でした。お手洗いは個室が1室。
極楽寺
八重桜が咲いていました。ここで灰色の空から青空が覗き、桜の色と相まってとても綺麗…。私の今年最後の観桜だと思って、その美しい光景に暫し見入りました。
七里ヶ浜
4時を回って開けた風景も見たいなと再び江ノ電へ乗車、七里ヶ浜に。
ウィンドサーフィンを楽しむ人も見られました。西の空は灰色で富士山も拝めません。日没まで居る時間的余裕もありませんが、ここ暫く浜へ下りられなかったので今回は行きます。
寄せては返す波に咎を祓い海へ流す女神を思い出し、やっぱり「運命の鼓動よ」を聞き(笑)、逗子方面の青い空を眺め…深呼吸をして、今回の旅の最終地点を満喫しました。![]()
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