2. 宝戒寺-浄明寺-報国寺


宝戒寺
八幡宮をそのまま抜けて、萩の名所・宝戒寺さんへ。
…ああ、カメラが一杯(汗)。100円を納めて境内へ…と思ったら、拝観受付の正面には白い曼珠沙華が。白萩も咲き、その白が緑の葉に映えとても綺麗です。
さて、まずは本殿に昇殿してお参りです。
以前にも書きましたが、ここに座ってお参りすると凄く落ち着きます。独特な雰囲気。お線香の香り、吹き抜ける風と、仏様。静かな空間です。
まるで、時間が止まっているかのように…。

…一歩出ればカメラ。確かに、ここに己も加わるわけですが(汗)。
本堂の前の水鉢には、睡蓮。そして白萩、白い曼珠沙華。…鐘楼の奥に、数株でしたが紅色の曼珠沙華もありました。自刃した北条高時の屋敷跡に作られたというこのお寺には、血の色よりも白い花が多いのですね。


浄明寺
宝戒寺さんを出て、バスで浄明寺さんに向かいます。こちらも春以来です。
100円を納めて中へ。相変わらずすっきりと清々しい境内。百日紅が咲いています。
本堂にお参りして、裏手の眺望台へ。衣張山を臨む高台から周りを眺めます。辺りには沢山の植物。その時、ふと気付いたのですが…今夏の暑さのせいか、木々に元気がありません。源氏池でも、蓮の葉が茶色く―枯れるというよりも焼けたように―なっていたのが気になりましたが、こちらにもそんな葉が多かったのです。秋にはどうなっているのかな…と思いながら、下ります。

 

この日は敷地内の石窯ガーデンテラス(下写真左)は休業。
そして、今日はいなかったな…と思ったら、最後に会えました。表紙の猫さんに。しかも、こんなところで寝てる(笑)。参道を塞がないように、ちょっと真ん中からよけてるって…凄い。流石鎌倉五山の猫(笑)。

 


報国寺
道路を渡って報国寺さんへ。また行くかって感じですけど、行きます(笑)。
今回は蛇にもリスにも遭遇せず。ちらほらと拝観者が居ます。200円を納めて竹の庭へ。庭へのアプローチには、白い曼珠沙華が。これがとても綺麗でした。…この日は凄く暑いというほどのことはありませんでしたが、竹林に入るとやはり涼しさを実感。途中、風が吹き抜けたとき竹が撓って、他の竹に当りカラカラと音を立てます。これがなんとも良い音。木管の柔らかさとさらさらとした風。この静寂は、まるで「今」を吹き消すよう。そんな心持ちでした。

竹の庭を出て、本堂正面の石段を降ります。
山門の方へ戻りながらに、左側に紅色の気配。見てみますと、お地蔵様の側に曼珠沙華がちんまり。先ほどの白の他には、これしか巡り会えませんでした。

田楽辻子のみちを歩いて、鎌倉駅方面へ戻ります。

 


昼食
夜中にガイドブックを見ていて、ぱっと目に留まったら食べたい〜な心境になったものを、今日こそ頂こう!ってなことで入りましたのは「鎌倉とろろ茶屋」さん。バス停「大学前」の直ぐ側。
12時半というモロにお昼時に入りまして、カウンター席…と3or4卓という感じで、こじんまりとしたお店。女将ともう一人の女性で切り盛りされていました。私は1,300円の麦とろ定食。…美味いぞぉぉ!つるつる入ります。卵料理もお得意なのか、小さな茶わん蒸しが付いてきましたが、一品料理として卵焼きもメニューにありました。ひじきの煮物、とろろ芋の刻み梅肉仕立て(!)も言う事なしです。また行きたい…。お手洗いは個室一室。

腹ごしらえもしたし…さて、行かねば。
もう例大祭は終わっています。江ノ電に乗って、長谷へ。御霊神社へ。



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