6.旅の終わりに
ライトアップが開始された長谷駅。去年と同じように温かな光で彩られます。
ふと、鎌倉高校前の駅舎での昨年の撮り逃がしを思い出しましたが、体力が保ちそうになく、断念。1/31までにまた来よう(笑)と思いつつ、江ノ電に乗車して鎌倉駅へ。
さ、これで帰路だ…と思い気や、朝同様にダイヤが混乱。今度は信号機故障です。日没後のホームは冷え、待ち時間を更に長く感じさせます。漸く到着した横須賀線に乗車し、帰宅の途と相成りました。
お土産
というのとは、ちょっと違うものから。
雪ノ下教会のメダルです。安全ピンが付いているので、正確にはメダル型のブローチかもしれません。売店ではなく、入ってすぐ右側のテーブルの上に並べられていました。1個100円ですが、これは寄付金になるようです。では、1個分。ゲーム中では銀色のものでしたが、私は金色。マリア像が施されています。他には、毛糸で編まれた動物もありました。
こちらは、鬼頭天薫堂さんで購入したお香。新年には新しいお香を、と思っていた時にDMを頂いたりすれば、行きたくなります(笑)。日本香道さんの出している「香伝」の「沈香甘味合わせ」。30分ほどベタっとしない、品の有る香りを楽しめます。甘いという感じはあまりなく、柔らかな感じを受けました。
頂いたカレンダーは、鎌倉と藤沢の写真で構成される、月1枚の大判のもの。有難いです。私に限って言うなら、シュラバ時にこれを見ると逃亡したくなること必至(笑)。
紅葉の季節は、秋から冬へ。毎年遅くなっているように感じます。また、鎌倉は場所によって色付き具合がかなり違います。その為情報サイトさまで確認しつつ、己の予定と長谷寺さんのライトアップ期間を照らし合わせて、この日の決行となりました。考えると、去年と一日違いでした。
夏が暑く長く―秋になっても、さほど寒いと思わなかったりする日もありました。しかし、急に寒くなってまた色付きが進むという、この陽気。もう後は運任せ、といった感がありました。最初と最後の電車が遅れたことはありますが、昨年に比べると順調な一日でありました。
紅葉の頃でしたので、勿論人は多かったです。それでも、紫陽花の頃よりは空いているかと。八幡宮は個人、遠足、団体と大賑わいでした。一番人が少なかったのは、朝夷奈(笑)。でも、ガイドブックだと紅葉の名所として、それなりに紹介しているものもあるのに。
テレビで取り上げられると、効果覿面です。お昼の番組で長谷寺さんのライトアップの紹介を見たとき、覚悟(笑)しました。
そして紫陽花の頃から嘆いているカメラ。三脚を持った人が陣取ったら…駄目です。それがグループだったら、もう諦めてくださいな感じです。社寺は撮影スタジオではないのですが…。
明王院さんでは、三脚を抱えた人達が「駄目なんだ」と引き返していきました。個人の自由ですが、せめてお参りだけはしても、罰は当たらないと思います。…これから撮影マナーってどうなっていくのか、心配です。
秋の日は釣瓶落としと申しますが、この日も日没後は冷えました。日中も予想外の降雨と、正にお天道さま次第。防寒対策はしていきましたが、それでもあの「急に冷える」は堪えます。
ゴールだけ決めて、ふらふら煩悩の赴くままに歩き回る、鎌倉の一人旅。最近は「好きな場所」が定着して、そこに何度も行っていますが、飽きません。遙か煩悩も勿論合せ持ちつつ、堪能しています。
紅葉の色は、来る冬とは反対の温かさを纏っていると思います。それが古都に冴え空に映え、訪問者を楽しませてくれます。また、紅葉のみならず様々な花も咲き、華やかでした。
山側、海側でも違った顔を見せてくれる鎌倉。
2007年は、過去最多の訪問となりました。一訪問者として、今後もこの古都が静かで良き街でありますよう、祈念致します。
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