5.成就院-極楽寺-月影地蔵堂-
熊野新宮
一花(いちげ)屋
雨も結構降っています。時間は午後3時すぎ。ふっとこちらが目に留まりました。以前から気になっていた「手拭い喫茶」の文字。外に出ているメニューには、好物の「チャイ」の文字もあります。おやつという時間でもあるし、暖まるのも良いかと、初めて入ります。普通の民家。しかも私の生家の雰囲気に近いので、余計魅かれました。
引き戸を開けると、懐かしい玄関と一杯の手拭い(商品)。奥もとい席は座敷です。げた箱に靴を仕舞い、上がります。ストーブもつけられ、私の他には子供連れのお母さんと一緒の女性一組だけ。座敷には座卓とお座布団。テーブル席は縁側に一つで椅子は4脚。私は縁側の座卓に着きました。
チャイを注文した後、座敷に並べられた器などの商品を拝見。座敷の有難さを堪能。靴を脱ぐと楽なのですよね。チャイは美味です。難点があるとすると、持ち手の無い器(和調カフェオレボールか?)だったので、最初はかなり持つのが辛かったという(笑)。熱々が来たので、早速と思ったら…。でも、そこだけです。甘味も丁度良かったです。暖まりつつ、ぼんやりお庭を眺めました。
お手洗いは縁側の突き当たりに1つ。鍵は掛け金1本という懐かしい仕様ですが、洋式で綺麗です。
昨年8月にオープンしたとのこと。消防団の建物のお隣です。
成就院
チャイでほっこりした後、再び雨中の街へ。切り通しを歩き、東結界から成就院さんへ。虚空蔵堂の桜も綺麗でした(下写真左)。この日もこちらは静か。桜は山門前にありました。紫陽花前の季節は、こうして桜が迎えてくれるんだなと思いつつ、お参り。本堂には活けられた白木蓮が、上品な柔らかさで咲いていました。![]()
極楽寺
西結界から再び切り通しへ。…あれ?GOKURAKU亭さん辺りから、ふっと極楽寺さんの方を見ますと、明るい。茅葺き屋根の向こうが…桜。ここからズームで撮った写真が。右に見える朱色の欄干が桜橋です。境内は撮影禁止ですが、ここからなら罰当たりにならないと信じつつ、一枚。
参道の両脇に植えられた桜は見事で、それが見えています。こうして上方から眺めると、桜の背が高いのが分かります。弁慶さんがこちらの世界に残ったなら、やはり二人で花見に来るのだろうなと。その時はどんなことを囁くのやら(笑)。
月影地蔵堂
極楽寺さんを辞し、こちらへ。お参りするのは1年振りです。道なりに進むのですが、住宅街の中にあるので、こっちでいい…んだよねと記憶を手繰ります。お堂は雨の中、静かな佇まいのままでした。
ゲームマップ上では、望美ちゃん・有川兄弟の家は共に極楽寺駅の稲村ケ崎寄りになっています。こちらは長谷寄り。でも静けさはどちらも変らないのでは…。この静けさから、藤沢の駅前まで一人で行った敦盛さんが戸惑うのも、分かる気がします。
写真はお堂に横から覗く枝垂れ桜。
熊野新宮
こちらも久し振りの訪問です。ショカッサイも綺麗に咲いていました。お参りをして…気付きました。朱雀が施されています。龍はよく見ますが、朱雀ってあまり遭遇したことがないような…。熊野というと、どうしても朱雀コンビへ繋がるので、またこちらでも情けない表情になっていたかと…。![]()
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