1.龍宝寺


定例となりました、新橋からの東海道線。この日は最初に行くお寺さんが大船にあるため、戸塚で降りることなく、そのままするっと大船駅へ9時20分着。西口のバスターミナルから、バスに…って、東口に出てしまいましたよ(汗)。もう一回駅舎に入り、漸く西口へ。…東口のそれとは違うターミナル。一箇所にかたまっておらず、停留所が少し分かりにくかったです。バスの運行間隔も調べないまま来る、というとんでもない私に問題あり。あそこか!と停車しているバスを見付け走ります。

バスは坂道を上がり、知らない道を進みます。徒歩なら20分ということで、帰路は歩こうと道を見ながら乗っていました。三つ目の停留所「植木谷戸」で下車、190円。反対側へ渡って少し戻ると、目指す「龍宝寺」さん。


龍宝寺
幼稚園と隣接しているお寺さん。趣ある山門を潜って歩いていきます。敷地内には、移築された江戸時代の民家・旧石井家住宅、玉縄資料館があります。

 

そこを過ぎていくと…お花畑だ。牡丹は終わりだったものの、他に咲く春の花の彩りの美しいこと。素晴らしい目の保養。…って、まずは本堂にお参りです。1503年に始まり、1575年に現在地に移ってきたというこちらは、嘗ての玉縄城主や源実朝の位牌を安置しているそうです。…本堂の回りは多分マーガレットだと思いますが、沢山咲いていました。お花畑もポピーがあったりと、洋風な花が多い。ですが、この和の本堂にぴったりと合っているのです。…ちょっと不思議。この独特な…可愛らしさというと失礼なのでしょうか、でも凄く可愛らしかったです。この風景に子供の元気な声、というのがまた何とも。春の陽射しが何とも似合うお寺さんでした。

幼稚園の横の少し奥まったところに、新井白石の石碑(下写真左)がありますが、碑文は摩滅して読めません。お寺の一角、ここはしんとしています。でも、ふと目を遣れば明るく花が溢れ…と、前述しましたがやはり不思議な感じです。

石井家住宅へは100円の入場料が必要です。土間、囲炉裏、しっかりした天上の梁など、当時の空気が感じられました。屋根が結構傷んでいたのが心配…。玉縄資料館へは入らず、境内を辞します。


さて、帰路は歩くぞー…って、道間違えてました(汗)。だって、行くときは見なかった「大船フラワーセンター」があるよ…(笑)。ですが、標識を見ればこの方向で大船駅へ戻れそうです。いずれにしても徒歩20分なら、問題ない。国道402号から柏尾川に行き着いたところで左折、302号へ入って再び大船駅へ。ここから横須賀線に乗って、北鎌倉へ向かいます。既にホームには電車が!しかも混んでる!…ああ、この時期は10時過ぎてから鎌倉へ入ろうと思っちゃいかん…その前にね…と自分に言ってみました。

そして北鎌倉で下車。うわー!…忘れてました。今は遠足シーズンなのでした…。観光バス、学生、団体。これは何とか抜け出さねばと、速足で歩きます。しかし、ここで何か撮らないと寂しい(え)ので円覚寺前の踏み切りと横須賀線を撮って、そのまま南下。東慶寺さんも浄智寺さんも、遠足の子供達がいます。歩道の狭さを実感しながら、明月院通り前で踏み切りを渡り、本日の主目的のお寺さんを目指します。


   その2へ  その3へ  その4へ  その5へ  その6へ

薔薇と山アジサイtopへ  鎌倉旅行記topへ