6.旅の終わりに
そういえば、もう閉門されているけれどどうなっているのか…と、のんびり成就院さんを見てみることに。右写真のようになっていました。今回もどうも有難うございました、と合掌一礼。そのまま三留酒店さんで買い物をし、長谷駅へ。
鎌倉駅には19時過ぎに到着で、そのままJRに乗り換えます。19時10分成田空港行きに間に合いました。この日も睡眠不足だった為、北鎌倉を過ぎてから品川まではぐっすり。膝も悪化することなく、無事に帰宅出来ました。
旅行記を書き始めて、一番遅い日付の紫陽花紀行となりました。
鎌倉関連のサイトさまを巡り、花の咲き具合をチェックしたのですが、総じて花が少なめで咲き始めが早いといった感じを受けました。月半ばまでかなりばたばたしたこともあり、ならば巳の日で週中の平日たる17日にといった具合でこの日に。
いざ行ってみると、確かに花は少なめでしたが保ちは良い印象を受けました。大振りの花の迫力と、その周りを彩る緑の柔らかさ。そして可憐且つ多種の山紫陽花。世話をされている方々には、頭が下がります。
一方で、去年よりもカメラのマナーが低下して朝からがっかり…。長谷寺さんの眺望散策路では、禁止にも関わらず三脚を立てて通路を塞ぐ人がいました。中には「退けよ邪魔だ!」とぶつぶつ言いながら、カメラを構えたまま陣取る人も。…えー、お寺は撮影スタジオではありませんが。立入禁止や撮影禁止箇所で撮ることを、恥ずかしいと考えないのでしょうか。撮影禁止の場所が増えても、文句は言えません。もし極楽寺や明王院さんの境内写真などをネット上で見付けたら、許可されたと思しき以外は悲しく残念に思うでしょう。一昨年の称名寺さんの「大人のマナー低下」を叱責する一文は、今年はどうなっているのでしょう(汗)。
自分の写真は、過去最高の手ブレ率でした。
朝からそんな状態でしたが、明月院さんでは譲り合って撮らせて頂いたり、他のお寺では拝観受付の方からお話を伺ったり…と和みました。また今年も遠足の子供達から道を聞かれましたが、礼儀正しかったです。
人が多ければトラブルも起き易くなりますが、一方でちょっとしたことに有難さを感じます。
今回も起点と終点のお寺のみを決めて、フリーダムに動きました。写真を見て我ながら呆れましたが、一箇所に居る時間が短い…。本人は急いだ記憶もなく、満喫したのですが数字になると「?」な感じです。しかし、そんな気ままな旅の予想外が、バス。いえ、バスに遅れは付き物です。にも関わらず待ち時間30分には焦りました。北鎌倉で拝観する場所が一箇所になった…と残念に思いましたが、結果として古陶美術館に行けたので良しとします。今回は心身の余裕の無さが端的に表れております。
反省として記述しました。
あと、去年も思ったのに忘れたのが虫除け。長袖・ロングスカートだったせいか刺されはしませんでしたが、蜂や蚊などにご注意ください。
夏の前、湿気と暑さの梅雨の晴れ間。優雅さや余裕とは程遠い旅でしたが、鎌倉は紫陽花と他の花や緑に包まれ、優しい装いでした。訪問する側も色々と気をつけてマナー違反をせず、煩悩と妄想を抱えそして敬虔な気持ちで、巡らせて頂きたいと思います。
今年も無事に紫陽花紀行を終えられたことを、感謝します。
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