2. 鶴岡八幡宮-永福寺跡


窟不動前を通り、改装後初めての川喜多映画記念館まで来ました。
見学はしませんでしたが、開館中は遊歩道の通り抜けが可能とありました。
柔らかな弧を描く舗装道は、どこか優しい感じがします。
記念館が新築され川喜多邸は無くなりましたが、別邸(旧和辻邸)は残されています。
川喜多邸の象徴とも言える、長い黒塀の内側をゆっくり歩きます。

この通りは狭いのですが、結構交通量―人も車も―多いので、危なっかしいのです。
有難い遊歩道です。安心して歩けると共に、川喜多邸の雰囲気を味わえる意味でも。


鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮の側へ抜け出て、三の鳥居正面へ。あれ、お土産屋さんがシートに覆われています。先月の訪問時はお休みだったし、以前から閉店していることが多くなったなと思ってはいたのですが…。どうなるのでしょう。

源氏池、平家池共に、蓮が刈り取られています。先月とは打って変わった状態。密集していた緑が無くなると、どこかガランとした雰囲気です。
流鏑馬馬場から東鳥居を抜けます。

  

すると…咲いていました。カメラを構えた方が4・5人。私も撮らせて頂きました。

 

  

撮り終わってからは大学前バス停へ。そこから大塔宮まで向かいます。
着きますと、何やら大掛かりなものが組み立てられ…薪能の準備です。その影から、礼をして通り抜けさせて頂きます。


永福寺跡
道の途中にもところどころに曼珠沙華があります。そして、目的地に着きました。
…あれ、案外咲いてなかった(汗)。
この道すがらで以前結構咲いているのを見ていたので、ここにもきっと…という予想の元に来たのですが、外れました。
どちらかというと、終わってしまった感じでしょうか。ちょっと残念です。でも、仕方ない。

ベンチに座って深呼吸。何度来ても、ここでは平泉を思い出します。場所が場所ですから、当然なのですが。
前面の山を見ると、6月にひえええと思いながら歩いた事が蘇ります。一層草が生い茂っているのでしょうか。

この日は工事が入っていたので、遊歩道が途中で通行止めになっていたように思えました。

 



それから元来た道を引き返します。今度は歩き。

この日は報国寺さん方面へは行かず、岐れ道から田楽辻子のみちへ入ります。
ここに曼珠沙華が密集して咲いているところがあるのですが…今年は終っていました。
どなたかが面倒をみているのか、終った花は綺麗に刈られていました。
このすぐそばに、毎年楽しみにしている桜の樹もあります。

表通りから少し離れた、季節のお楽しみです。


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