7.旅の終わりに
帰路、最後のお参りは収玄寺さんで。静かな境内を拝観し、お参りをして長谷駅へ。写真は、長谷駅の線路沿いに置いてあった、紫陽花の鉢。もう一つありました。
そのまま江ノ電で鎌倉駅へ向かいます。横須賀線に乗車したのは18時30分を少し過ぎた頃でしたが、外はまだ明るかったです。いつものように先頭車両に乗車し、無事に座って帰れました。
この日は、気になっていたものを購入。星の井通りにある「三留商店」という酒屋さんにある、日本酒「成就院」。ラベルが参道の写真です。300mlで500円。情報サイトさまで紹介されていて、下戸なくせに気になりまして…。するっと飲み易くて、口当たりも軽いです。アルコール分15度以上16度未満。私は少量ずつ頂きました(笑)。
脱線しますが、Cure!の迷宮の記事中、景時さんが朔に叱られたこととして「洋酒を空けた」一件を上げていました。実際は21歳の将臣くんの仕業(笑)だったようです。…「空けた」ということは、暗に「呑める人」ということを物語っていますよね…。ということは、このお店で買い物をしていたやもしれません(落ち着け私)。こちらはwebサイトでも通販をされています。各国のビールや国内の調味料など、色々有ります。店内に入ると、ついきょろきょろしてしまいます(笑)。
鎌倉、というと紫陽花―な図式が出来上がったかな…と思うほど、今年の6月頃はテレビで鎌倉を見ました。メインはやはり長谷寺・成就院さん。相当混雑するだろうということで、今年は人の少ない朝にそちらを回りました。私は10時には鎌倉に戻りましたが、この頃から長谷は混雑していたと思います。
長谷寺さんは大型も停められる駐車場を擁しており、団体さんの拠点となります。その為、かち合うと大変なことに…。また時期的に、バスでなくとも列車の貸し切りによるツアーもあります。それと遠足。やはり紫陽花はハイシーズンだと実感します。ただ、今回は例年と違って、そういった団体とはほとんど無縁でした。これは、例年と逆方向からというコース選択によるものでしょうか。かなり心静か(煩悩の持ち合わせは別として)な紫陽花紀行となりました。結構、運が良かったと思います。降られなくてすみましたし…。
カメラも、極端に不愉快なケースには当たりませんでした。極端には、ね(汗)。流石に人が多すぎると、カメラは出没しなくなるのかと。特に一脚・三脚は顰蹙ですから…。自分の例ですと、明月院さんの写真が少なめなのは、正に人が入ってしまったからです。あと、西陽加減です。この辺りは己の腕に問題が…(汗)。
また日程的にこの日の旅行となりましたが、もう少し後でも良かったのではと思いました。御霊神社や明月院などは、これからが盛りといった感じでした。
最も自然相手のこと故、正に巡りあわせです。
話が逸れますが、私は根が恐がりなこともあり、墓所を撮影する場合はまず合掌して、心中でお伺いを立てます。「ご不快ならシャッターを切らせないでください」と。幸いにも、これまで無事に撮れております。皆様に感謝。
本文中では、目的地の写真と感想が主になりますが、実際に歩いてみると街中の彼方此方に紫陽花があります。勿論、それ以外の花も。その美しさに見蕩れたりすることもしばしば。観光地として認知され、整備が進んでいるところの良さとはまた違った良さがあります。混雑とは無縁で、自分だけの楽しみと言うのでしょうか。それを見付けられれば、味の有る旅になりましょう。私は毎回慌ただしく回っております(汗)が、何度かの訪問を経て少しずつそういった楽しみも少しずつですが、増しました。そんな新たな発見を求めて、また行ってしまうわけですが…。
紫陽花が終われば蓮、という楽しみが待っています。人の合間を縫い煩悩し、祈り、撮り、歩き…。毎度のことではありますが、前年と同じ季節に訪れても、違う表情を見せてくれる魅力のある、鎌倉。
この旅行記で、紫陽花のシーズンも3度目のものとなりますが、その時々を少しでも感じて頂ければ幸いです。
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