鎌倉紅葉リベンジ編・2
朝夷奈切り通し―景時邸跡―報国寺
またしても朝夷奈切り通し
…前回のことがよっぽど己で不甲斐なく、悔しいのかなと思いつつ、朝夷奈へ。ただ、もう無理はすまい(マジで前回焦ってました…馬鹿者)と肝に命じて、今回は滝までと決めました。
鎌倉駅からいつものようにバスで、十二所神社下車。12月も半ば過ぎ、前回よりやや遅い時間に切り通しへ向かいました。紅葉はどうかなーと思いつつ、歩いていきます。勿論、太刀洗もきちんと見ながら(笑)。![]()
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おおっ、二週間前より色付いている(当然か…)。それでも、まだかな〜と思うような感じでした。ただ、私が来れたのがここまででしたから、峠の上の方は綺麗だったかもしれません。
冬至も近く、午後1時前の朝夷奈は既に少し暗い感じでした。
そしてこの日は、滅多に会わないであろうことにここで遭遇しました。
右の写真でお分かりのような…修復と申しますか、保全と申しますか、そういった作業をされている現場を目の当たりにしまして…作業中ではありましたが、少しお話を伺えました。
「難しいんだよ。真っ白だと味気ないし、何もしないと文字の部分に砂や土ぼこりなんかも入って、碑文が読めなくなっちゃうからね」
そうおっしゃって作業されていたのは、正式名称を教えては頂けませんでしたが、お話の中の単語から恐らく「鎌倉ボランティアガイド協会」の方だと思われます。お二人で作業をされていました。
こういった碑もあちこちで見ますが、所有者は不明ということです。碑文の最後には「鎌倉青年団」と記されていますが、いずれも大正から太平洋戦争中までの年号表記で、今はこの青年団も無いそうです。それを維持・管理されているのが、ガイド協会のようです。他にも、関東大震災、太平洋戦争中のことなどを少し伺いました。鎌倉も、京都・奈良と同じように爆撃を受けないとされた土地。「歴史と文化」の力を改めて思い知り、その場を後にしました。
ガイド協会の方、お忙しい中有難うございました。
そしてまた景時邸跡朝夷奈から金沢街道を戻り、明王院さんへお参り。撮影禁止ですから撮れなかったのですが、本堂右の一願水掛不動像辺りは、金色の銀杏の葉が落ち、とても美しかったです。
それから、景時邸跡へ。紅葉が進んでいました。谷戸の入り口付近のお宅の楓も見事でした。![]()
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左・谷戸の崖上 右・邸の目印?たる祠の上の楓
報国寺へ
確か山門の工事って20日までだったよな…と、行ってみるとその通り未だ工事中でした。
この前と同じように、左方へ回って鐘楼脇から境内へ入ります。
もう少し早いと盛りだったなー。やや散っている楓もありました。しかし、まだまだ綺麗。二週間前と比べると、その紅さが分かります。
因みに、この日は竹の庭には入りませんでした。下の写真はいずれも本堂前の石段周りで撮ったものです。![]()
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そこで紅葉も撮りつつ、そういえば撮ってなかった「嘘」の小道具・石段(笑)。
これがやや曲者(笑)。夜に探しに来ていた時の背景の石段は「円覚寺」と使い回しだったのですよね(笑)。で、その翌日望美ちゃんは竹の庭を背景にして「この辺に倒れてた」と言っていました。…もしかしたら竹の庭入り口の石段でコケたっていうことになるのかしら…?
いや、そもそも拝観時間を過ぎてから、総門を越え、更には竹の庭まで入り込むとは、流石八葉と神子(笑)。突っ込むだけ野暮か(笑)。
ちなみに、石段上に植えられているのが桜です。春に見たあの美麗さは忘れられません。
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